1 新幹 その1 

スクリーンに次の言葉を映す。

この鉄道は日本国民のえい智と努力によって完成された。

児童には視写させてから問う。
 「この鉄道≠ニは何ですか。」
 児童は様々な考えをあげた。
SLのことじゃないかな。』
『日本の昔あった国鉄のことだ。』
『日本ではじめて鉄道が敷かれたところのことじゃないか。』
『遠州鉄道の赤電だ。』
『新幹線じゃないかな。』
 新幹線が出たところで正解を告げる。
 

「東京駅にはこのようなプレートが飾られているそうです。東京駅に着いたときに見ることができるといいで
すね。ところで新幹線についてどれ位知っているかな。」

と言って「新幹線は、いつできたか」
や東京オリンピックとの関係などを確認する。

一番速い新幹線は東京大阪間を何時間何分で行くか。

正解は、2時間30分である。

開業当時の新幹線と今の新幹線とでは速さは同じか今のほうが速いか

(開業当時の新幹線と最新の新幹線を同時に見せる。)
『当然今のほうが速いはず。』
『何も進歩していないことになっちゃうよ。』
などと言い出す。そして 大部分の児童が「今のほうが速い」に挙手した。
開業の頃は3時間10分である。技術は当然進歩している。ならば、

新幹線ができる前はどれ位時間がかかっていたのだろうか。

ここもいろいろ予想させる。
正解:つばめ・・・7時間30分
    こだま・・・6時間30分(特急「つばめ」や「こだま」の画像を見せる。)

新幹線と今までの電車とは、速さの他に何が違うのでしょうか。

ここもいろいろ予想させる。
学区からは新幹線は見えない。でもこれまでに大半の児童は何回か新幹線に乗っている。
『スピードが速いからモーターが違うと思う』
『新幹線はゆれが少ないから特別な装置をつけていると思う』
『新幹線は、高いところを走っているから、踏み切りがない。』
『止まる駅も限られている。』
 児童が知っていそうで知らないことが次のことだった。

新幹線のレールの幅のほうが少し広い。

「スピードを高めるためにはレールの幅は広いほうがいい。
 鉄道を作り始めたころは予算の関係で狭い幅で作らざるを得ませんでした。
 そのためスピードに限界がありました。しかし、新幹線を作るときは、
 広い幅で作ることにしました。世界の鉄道の多くはこの広い幅で作られているそうです。」

と話して感想を書かせる。
『どうして新幹線を作ったのか』
『日本国民のえい智と努力でできた新幹線のすごいところをもっと知りたい。』
などと書いている児童がいて頼もしくなる。