なぜ、今、日本のよさなのか。(h12,7月筆)

気になる話である。

「・・・日本などという国は、20年経ったら消えてなくなる・・・。」

これは中国の李鵬首相がオーストラリアの首相との会談の中で
言ったとされるものである。
 この話は、石原慎太郎氏の「ふたたび“輝く雲”をつかむために」
(「正論」20007月号)に載っている。石原氏は、

「腹が立つが、むべなるかな,という気がしないでもない。」

と述べ、言われても仕方がない日本の現状を指摘している。

同様のことは、濤川栄太氏の「日本人の生き方」(文芸社)にもあり、

「いま、日本人は、隣国中国前首相・李鵬がオーストラリアで発言したことを聞き流してはいけない。」と主張している。

 また、防衛庁・防衛研究所の武貞秀士氏も、今後の朝鮮半島情勢の見通しをもとに

21世紀半ばには、日本はなくなっていると李鵬前首相が言ったがそういうこともナンセンスではなくなってくる。」

と書いている。(SAPIO h.12 ,726日号・小学館)

 最近読んだ本の中で3人もの方が、中国の前首相の発言を引用し、日本の現状に危機感を表明している。

「・・・日本などという国は、20年経ったら消えてなくなる・・・。」

 そうならないためには、今、どうすればいいのか。自分には、何ができるのか。と考えたくなる。

 「反日」という言葉がある。三省堂国語辞典によると、

「日本に反対すること。」とある。

 かつては、「反日」といえば「韓国」が連想されたが(「韓国」の方すいません。)金大中政権になって、いくらか和らいだかのように見える。日本の文化の開放が始まろうとしているからである。

 でも「反日」は、外国の国によるプレッシャーではなく、どうも日本国内にあるようである。

 記憶に新しいところでは、従軍慰安婦の件において、外国でそれに携わった人々を立ち上がらせたのは、なんと日本人である。日本の「反日」勢力である。

 どうして、日本人が自国を攻撃する立場に回るのかは知らない。少なくとも、日本という国が嫌いなのだろう。残念なことに・・・。

 

 好きか嫌いかは個人の勝手だが、少なくとも、これまで

「日本の置かれている現状ないしは日本の良い所」
について教えられてきたか、となると怪しい。反対に、

「日本はいけない国です。」

と教えられた記憶が自分の中にはある。

 このままだと、「反日」を再生産しかねない。

 今、自分にできること。それは、

「子ども達に、日本の良さを伝えること。」

ではないか、と思い至った。

 濤川栄太氏は言う。

「・・・・一定の自虐と一定の自尊のバランスが大事だろう。・・・いけないのは、超自虐と超自尊。・・・・」(日本人の生き方)

 超自尊に陥らないように、配慮しながら、日本の事実を子ども達に伝えたいと思う。